2012年3月某日、淀川河川敷。
いつものように淀川の干潟近くを歩いていると、鋭い鳴き声の鳥が飛んで来た。
近くに営巣をしているのか、あきらかにこちらを威嚇している。
その激しい鳴き声は金属音のようでカラスやニワトリの何倍もうるさい。
「キリッキリッ」という鳴き声から「ケリ」という名前がついたらしい。
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ケリを撮っていたら、数羽のコチドリが干潟に飛んで来た。
サーッと走ってはピタッと止まるので、見ていると面白い。
コチドリは偽傷行動をとることで有名。(以前TVで見た)
巣に外敵が近寄るとヒナを守るために、激しく鳴きながらヨタヨタと傷ついているフリをし、
敵の注意を自分に向けるという命がけの演技をする。
こんな技をいつから身につけたのか鳥の世界は奥深い。
残念な事に大阪府では絶滅危惧Ⅱ類に分類されている。干潟の減少が原因らしい。
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